本格的な解体スタート
~耐震工事 解体~
1月19日からスタートした耐震補強工事とリフォーム工事の現場。
築68年の木造家屋。いよいよ土壁を壊します。
通常は天井・床を壊さない『安価な耐震補強工事』を行っていますが、
今回は、昔ながらの田の字形状の和室続き間で、
柱も壁も基礎も少ないことから、一旦スケルトン(解体)を行い、
不足分の基礎から作る、まるでビフォーアフターの世界観で工事を行っていきます。

解体して初めてわかること
耐震工事で難しいのは、実際に壁や天井を壊してみるまで、建物の中がどうなっているか分からないという点です。
図面や見た目の診断ではある程度の予測はできますが、いざ土壁を壊してみると、柱の位置や梁の状態、基礎の有無など、想定と違う部分が必ずと言っていいほど出てきます。今回の現場でも、解体を進める中でいくつか想定外の状態が見つかり、その都度、補強計画を見直しながら進めています。
「一度立てた計画通りに進まない」というのは、古い木造住宅の耐震工事では珍しいことではありません。むしろ、解体して建物の内部を確認できたからこそ、本当に必要な補強がどこなのかを正確に判断できるとも言えます。
スケルトン解体を選んだ理由
今回は「田の字」と呼ばれる、和室が続き間になった昔ながらの間取りです。このタイプの住宅は、開放的な間取りである一方、耐力壁(地震に耐える壁)が不足しがちという特徴があります。
全体のバランスや必要な強度を検討した結果、今回は天井や床を残したまま部分的に補強する方法ではなく、一度スケルトン状態まで解体してから、不足している基礎や柱・壁を作り直す方針としました。
スケルトンにすることで、柱・梁・壁の劣化状況を目で見て確認しながら補修できるというメリットもあります。実際に解体を進める中で、経年劣化による傷みが見つかった箇所もあり、早い段階で発見できたことで適切な対応につなげられています。
今後の工程
今後は、不足している基礎を新設し、耐震補強とリフォーム工事を同時に進めていきます。解体によって明らかになった建物の状態を踏まえながら、安全に長く住み続けられる住まいへと作り替えていく工程を、引き続きこのブログでご紹介していきます。
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